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在宅介護の強い味方!?お泊りデイサービスの実態とは

こんにちは。今回は気になる介護ニュース、最新の話題をピックアップしてお届けします。
今回はお泊りデイサービスです。在宅介護をする上で、介護する家族にとってはとても便利な
サービスです。

お泊りデイサービスとは?

日中、お年寄りに入浴や食事などを提供するデイサービスが、その利用者を対象に夜間に介護保険適用外の宿泊サービスを提供する事業のことを言います。小規模型デイサービス(定員10人程度)を中心にここ数年で急増しています。
在宅介護をする上で、介護する家族の心身の疲れや病気など急用の際に利用したいのがショートステイなどの宿泊サービスですが、年々増加する介護者に対し、いつも予約でいっぱいだったり、都市部では数が少なく、受け皿が少ない現状があります。
急増する背景として、利用したいときに利用できないショートステイなどの宿泊サービスの代わりとして、いつも通っているデイサービスに泊まるという利便性の良さ、また宿泊費は1泊数百円から数千円と安価で提供されていることなどがあげられます。

問題点は?その対策方法とは?

お泊りデイサービスは介護保険法適用外の自主事業であるため、国において人員、設備及び運営に関する基準が定められておりません。そのため、利用者のプライバシー及び安全の確保などには施設ごとにばらつきがあり、飲食時の事故などが発生するようになってきました。また事故後の再発防止対策・事故を未然に防ぐ対策などもすべて施設次第であることなども問題視されてきました。
こういった状況を受けて、一部の自治体では独自の基準を定めはじめていましたが、厚生労働省は平成27年4月30日に指定通所介護事業所が提供する宿泊サービスに関するガイドラインを制定したことを発表しました。ガイドラインでは、行政への届出制の導入や短期間の利用に限るなど、質を担保するための運営・利用基準を示しています。
このガイドラインを受けて、各行政では届出制などの条例化をはじめており、この規制の動きは今後も続くと思われます。


行政による規制はまだはじまったばかりです。ご利用の際には、有事の時の備蓄や職員の体制、安全性など施設に直接確認し(または見学に行き)、利用するようにしましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。