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ミスユニバースさいたま指導者直伝!無理なく楽しい「姿勢ストレッチ」

高齢になり運動機能が低下すると「転倒」による怪我が、寝たきり状態のキッカケになる危険性があります。
『平成27年版高齢社会白書』では、「骨折・転倒」が要介護になった主な原因の12.2%を占め、特に女性は15.4%で男性の6%を大きく上回っています。
重症化リスクを予防するためには、無理なく運動できる「ストレッチ」がオススメです。
今回は『ミスユニバースさいたま2017』の育成・指導を始め、多くのモデル指導の経験を活かし、独自の高齢者向けストレッチを提案する「魅ボディ研究所」代表の比嘉美佐子さんにお話を伺いました。


「美しい姿勢」でココロも身体も若返る


―高齢者さま向け「健康促進・未病ケア」の活動を始めたキッカケをお聞かせください。
自ら進んで始めたのではなく、偶然のご縁がキッカケでした。
「日本未病システム学会」理事長の福生先生が、私の「姿勢でココロとカラダの美と健康を提案する」講座を聴いて、誘ってくださったのです。
「あなたの講座は姿勢で未病ケアをすることに値する。僕が推薦するので、学会に所属をしたらいいよ。」と。

福生先生のご紹介で、立川市民交流大学で50代から80代の方達へ身体・筋肉の使い方、意識の仕方、姿勢の正し方、という「未病ケア」を提案させていただきました。



以前はモデルのキャリアを活かしてセミナー講師、社員教育の講演の傍ら、ダンサーとして舞台に立っていました。

ところが人間関係のトラブルが発端で身心がボロボロになってしまい、お仕事が出来なくなってしまったのです。
地元の沖縄で療養している間、生きることも止めようと思うほど、回復に至るまでは辛い日々でした。

様々な心身のメンテナンスを試し、回復していく過程の中で偶然出会った70代の友人の「私のために生きて。」という言葉が励みとなり「もう1度真剣に生きてみよう!」と思いました。
「心身の健康」は繋がっていて切り離せません。
身体の仕組みを知ることがどんどん面白くなって色々アレンジし始めたところに、福生先生からお話をいただきました。
「未病ケア」のことをお伝えしていくならきちんと身体の勉強をしようと、理学療法士、解剖学、自力整体の方々と勉強会を通して学び合いました。

現在の講座では、それに私が経験してきたモデル、ダンス、バレエの要素を活かして作ったオリジナルのストレッチをお伝えしています。

―高齢者さま向けのレッスンや講座で、印象に残っていることはありますか?
高齢者や障がいのある方は、ベッド上で安静臥床を続けていると、下肢の筋力は1週目で20%、2週目で40%、3週目で60%低下すると言われています。
この知識をご存知ないお医者さまもいらっしゃいますので、安静状態が必要な時は、寝たままでも無理のない範囲で身体を動かすことが大切なんです。

70代の方にプライベートのウォーキングレッスンをさせて頂いたこともありました。
年齢を重ねて自信もないし億劫だと、ほとんど外出をしない方が、ヒールを履いて背中を意識した正しい歩き方をすることで、みるみる身体がシャキッと変化していきました。
レッスンを重ねるごとに服装も華やいで、外に出るとお友達に姿勢と歩き方を褒められるので「楽しくて外に出られるようになりました。ありがとうございます。」と言ってくれました。
姿勢良く歩けるだけで、とっても素敵に見えることを実感していただけて嬉しかったです。



お身体の不調で外出するのが億劫になってしまった方が、講座の評判を聴いて「楽しそうだから。」と来てくれるのは、とっても嬉しいことです。

私は「楽しいこと」が大好きです。
楽しんで身体を動かしていたら自然と姿勢が良くなっていた。
遊んでいるうちに身体を動かすことが楽しくなっていた。
いつの間にか背中が伸びていた。
そんな風に皆さんの「姿勢」がどんどん良くなるのがとても嬉しいです。
人って、楽しむと自然と背中が伸びるんです。不思議ですね!

「美しスイッチ」が入ると「幸せホルモン」で若返る


―丸くなってしまった背中もストレッチで改善するのでしょうか?
ご自分で諦めてしまう方が多いようですが、改善の可能性は大いにあります。
仙骨が丸まると、背中も丸くなります。
仙骨は、身体全体と連動していますから、動かし方、立て方を知ることで徐々に背中が伸びていきます。

ある女性参加者さまは、仙骨を動かしながら呼吸を入れる方法で、段々背中が伸びていき、後半はシャキッと立って歩いていました。
「先生、私これからもこんな風に立ちます!」と、ニコニコ言ってくれた笑顔が忘れられません。
やはり女性はいくつになっても「美しくありたい」という意識が大切なんですね。

背中には年齢が表れますから、背面飛びをするような気持ちで立つと良いです。
普段はモデルさんの教育もさせて頂いていますので、「背中の意識がビューティ1番です。」とお伝えすると、皆さん背中に意識がいって、それだけでとっても若返ります。

―「美」が人を元気にするのですね。大切にしているポリシーをお聞かせくださいますか?
ひとことで言ったら「愛」です。
それしかないかもしれません。
よく皆さんから「いつも楽しそう。」と言われます。
「私の周りに来て話をすると、なぜだか元気が出る。」と言ってくれる方が多いのは、元気が出るような「愛」の言葉を丁寧に選んでいるからかもしれません。
いま私はとても幸せを感じています。けれど、ここまでは苦しいこともありました。

2012年に倒れ、本当に人に助けられたのです。
仕事が出来なくなってから離れて行った人も、寄り添って応援してくれた人もいました。
あの時、何もなかった私に友人は「美佐ちゃん、大丈夫だよ!」と私を支え、勇気を分け続けてくれました。
「魔法のことば」を持っている人たちに、たくさんたくさん癒されて、戻ってくることが出来ました。

「人生色んなことがあって、目標を見失う時もある。それでいい!とにかく丁寧に接して、丁寧に生きる。」
そんな風に皆さんと過ごしていくことを大切にしています。

―講座やクラスでは、どんなことをするのでしょうか?
講座では皆さんの動きを拝見して、受ける方に合わせて内容を組み立てています。

私が考える未病ケアとは「下半身ケア」から。
70%の筋肉がついている下半身が安定してくることで全身のバランスが整えやすくなります。



実際のクラスの例を挙げると、今日は3年続いている40代から70代の方たちのストレッチクラスがありました。
初めの頃は完全に身体をほぐす「癒しストレッチ」をしていましたが、最近は前半に「癒しストレッチ」、後半は各自が出来る範囲で、筋肉をしっかり使うストレッチを入れています。
「やっとここまで動かせるようになって来た!」という感じで毎回嬉しいです。

身体はしっかりほぐしてあげる。使える筋肉をちゃんと作る。これこそが「ケア」と考えています。
「クラスをお休みしたくない。」と言ってくださる方が多くて、皆さん毎回頑張って参加してくれています。

―皆さん、明るく楽しんで取り組んでいるのですね。
ダンスやバレエの動きや脳トレの要素も取り入れていますから、皆さん笑いながら取り組んでいらっしゃいますよ。

とにかく一緒に笑って、「あれ?いつの間にか健康に、素敵になっちゃった!」を目指しています。
笑いは1番の薬ですから、細胞活性化を意識して、皆さんと一緒に明るく笑って取り組めるようなストレッチを心がけています。
五感を刺激出来るように、良い香りと音楽も効果があるのではないかと思います。
決まったやり方一辺倒ではなく、真面目なことを遊びながらやるのが大好きです。

女性・男性限らず、その方の「美しスイッチ」が入った時は最高に嬉しいです。
そういう時には皆さん自然と笑顔になるし、とっても元気になります。
私は、誰でも持っている「美しスイッチ」を、どんどん「オン」にしていきたい。
皆さんとっても綺麗になりますから、嬉しくなって褒めまくっちゃいます。(笑)



講座では姿勢のアプローチ、笑顔・表情の作り方、脳から「ハピネス(幸せ)ホルモン」とも言われる「エンドルフィン」の分泌を促して、若々しい身体を作るコツなどをお伝えしています。
そういうことをお教えしていくと、ご自身で「笑っていることが1番幸せ」ということに気がつくようです。
講座が終わる頃には皆さんニコニコされて、表情に大きな変化が見られます。
家に戻れば、問題を抱えている方もいらっしゃるかもしれませんが、楽しんだ記憶が残って、定期的に体験して意識に定着する手助けをしたいと思っています。

明るく楽しい「姿勢ストレッチ」が世界中を元気にする


―体を動かしにくい方におすすめのストレッチはありますか?
特にやってほしいのは、「背中を伸ばす」ことです。
アンダーバストの後ろに丸めたバスタオルを当てて、高さを苦しくない程度に調整して伸ばすと良いです。
背中が丸い人はコルチゾールというストレスホルモンが出るので、ふさぎがちになる傾向があります。
疲れてくると皆さん背中が丸くなるのですが、必ず呼吸が浅くなり、交感神経が高ぶってイライラの原因にもなるんです。
一方で背筋を伸ばすと、テストステロンというホルモンが分泌されて、嫌なことがあってもカリカリしにくくなります。

講座では、時短で即効性があるストレッチや、連動している首・肩をラクにするための肩甲骨を動かすストレッチなんかもお伝えします。
ただし、全てのストレッチに共通で注意して頂きたいのは、決して無理をしないことです。
やり過ぎや痛みが出るほどは、やらないようにしてください。

私は「下半身の筋力」と「背中を伸ばす」ことが重要と考えます。
ご自分でやる場合、座りながらほんの少しで良いので、足の上げ下げをする、起き上がれない方は、布団を軽く蹴り上げる動作を繰り返すのがオススメです。

手助け出来る方がいる場合、肩や足の付け根の間接をやさしく回してあげると血流が良くなります。
腱の損傷などが心配でしたら「リンパを意識して、優しくさする」だけでも効果が見込めます。
皮膚を傷めてしまわないように注意ながら、初めに「わきの下」、次に「鎖骨」を内から外へさすり、可能なら「肩」を軽く回し、もう1度「わきの下」をさすって上半身は終了です。
下半身は、初めに「そけい部」、次に「ひざの裏」、可能なら「足の付け根の間接」をやさしく回して、もう1度「そけい部」をさするのがオススメです。

―「魅ボディ研究所」の今後の展望をお聞かせください。
私はモデルをしていて綺麗な歩き方や美しい所作を学んできたけれど、常に「綺麗を語る前に、前提として健康がある。」と考えてきました。
ですから「綺麗」を語る前に、身体が「健康」であってほしい。
「美しい姿勢」をすることは、見た目が美しいだけではありません。
身体にも精神にも、とても良い影響を与えることをしっかりお伝えした上で「健康を意識づけたビューティーを語りたい。」というのが私の想いです。

日本もさることながら、海外にも届けたいと考えている1人なので、独自の手法をしっかり創り上げて、講師も増やしていきたいです。
本当に心から、これをお伝えできる人、人の幸せを応援できる人、願う人に伝えていって、私がやっていることを出来る人を増やしたいです。
大げさかもしれませんが「世の中に元気な人を増やしたい!!」と本気で思っています。

日本の場合、歳を重ねると地味な色を身に着ける方が多いですよね。
色彩心理の観点から、私は是非、オレンジや黄色、白など、なるべく明るい色をオススメしたいです。
目に入る色は、脳が勝手に感知します。
明るい色を身に着けると気持ちも明るくなりやすくなる効果がありますので、音楽や香りとともに、試してみてください。
もっと人のお役にたちたいし、全てを遊びにしたいです。
皆さんに「綺麗&楽しい」の引き出しをたくさん提案していきます!!

お問合わせはこちら

組織概要

魅ボディ研究所 HP:https://peraichi.com/landing_pages/view/mibody
『一般社団法人 日本未病システム学会・メンタルヘルス部会』所属
『ミスユニバースさいたま2017』育成・指導
『ミスブライダル2016』ウォーキング指導・特別審査員

参考文献

『平成28年高齢者社会白書』
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2016/html/zenbun/s1_2_3.html
『公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット -骨折』
https://www.tyojyu.or.jp/net/byouki/rounensei/kossetsu.html
『東京都福祉保健局 -廃用症候群』http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/iryo/sonota/riha_iryo/kyougi01/rehabiri24.files/siryou242.pdf

参考サイト

日本未病システム学会
HP:https://www.j-mibyou.or.jp/
立川市民交流大学 HP:http://www.city.tachikawa.lg.jp/shogaigakushu/kosodate/kyoiku/iinkai/shogaigakushu/koryudaigaku/index.html

執筆者

取材・文:gCストーリー株式会社 阿南
画像提供:魅ボディ研究所

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