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介護がつらい...。身体を楽にする古武術介護をご紹介!

両親の介護を始めたばかりだと、どう接していいか分からないものです。身体を支えて動かす時も、つい力任せになったり慎重になったりと勝手が分かりません。自分で思っているよりも介護は身体に負担をかけます。一つ間違えばすぐに腰痛やぎっくり腰など自分が介護を受ける羽目になるかもしれません。そんな介護を楽にしてくれるのが古武術介護です。古武術介護のメリットについて紹介します。

古武術の技が現代に蘇る!古武術介護の正体とそのメリットとは


日本では古来よりいろいろな流派の武術があり、武人としての強さを目指して技術を磨いてきました。その古武術の技術は合理的な身体の使い方で自分の態勢を崩さず、相手を制するものです。その技術を応用したのが古武術介護で、思うように身動きが取れない要介護者を、古武術の原理で重心を崩し簡単に移動することができるのです。自分の重心を崩さないので身体の中心にある首や背中、腰などに負担をかけることなく介護が可能になります。

古武術介護を発案した岡田慎一郎さん(参照:http://shinichiro-okada.com/profile/profile.html)は理学療法士、介護福祉士として介護のやり方を十分に理解しています。武術といっても介護する相手をケガさせることもなく、安全に行えることを最優先に考えられています。古武術の原理を応用したものなので、コツさえつかめば誰でも再現でき、特別な修行をする必要もありません。

介護動作の基本「添え立ち」も古武術介護ならとっても簡単

添え立ちとは自分で立ち上がれない要介護者を、支えて立ち上がらせる動作のことです。順番としては要介護者を一度座らせて、持ち上げるようにして立ちあがらせます。この時、何も知らないと前かがみになるようにして脇の下に腕を入れ、身体を支えながら力で持ち上げようとする人が多いです。当然、腰に負担がかかりますし、自分より重たい人を支えることは難しいでしょう。

しかし、古武術では腕力ではなく重心の力を利用します。具体的には座らせた要介護者の後ろにしゃがみ込み、脇の下から腕を入れ相手のおなかの前で組みます。この時のポイントは、力を入れずに外れない組み方を作ることです。右手の中指と薬指だけを曲げた形で左手首をフックするように組み合わせてください。肘は内ももにつけて支えられる感じです。

その後、後ろに倒れ込むように自分の態勢を倒しながら、後ろ斜め45度の方向に腰から身体を持ち上げます。力で引き上げるのではなく、身体の中心(体幹)を動かして立ち上がるのがポイントです。要介護者の体重で支えられながら斜め後ろに移動するので、ベクトルが釣り合って、まっすぐ立ちあがることができるのです。この方法なら自分より多少重たい相手でも楽に持ち上げられます。

参考:岡田慎一郎氏の添え立ち動画
https://www.youtube.com/watch?v=6QJKuZk6w94

古武術介護なら、車イスから自動車に乗せる時も楽々安全に!


病院などへ要介護者を連れていく場合、車イスごと乗せられるタイプでもない限り、自動車の座席に移動させる必要があります。この時、どうしても車イスから持ち上げるようにして抱え込み、席に座らせたくなりますよね。狭い車内に動けない人を運び込むのは、身体や頭を打つ可能性もあり危険な作業です。また、自分も中腰になるので、腰痛の危険性も高くなります。

古武術介護でのやり方は、まず要介護者の脇に自分の頭を突っ込み、後方に倒れ込むようにして立ち上がります。立ち上がり方は「添え立ち」と同じ要領です。立ち上がったら、相手の片ヒザを押えながらゆっくりと車内に座らせるようにしましょう。ヒザを押えると相手は自分の意思でしゃがめなくなりますので、勢いよく座ってしまうこともなく、座るスピードをこちらのペースに合わせることができるのです。車イスから立ち上がる時もヒザを押えておけば、立ち上がりのスピードをコントロールできます。無理な姿勢を取らずゆっくり座れるのでお互いに安全に移動できます。

古武術介護で体に負担をかけない楽々介護を!

古武術介護はいろいろな介護の場面で役立つ技術で、介護者の状態に合わせて場所を選ばず使うことができます。今回紹介した添え立ちや車イスからの移動は、日常生活で必ず出てくるといってもいい代表的な介護動作です。ちょっとしたコツをつかめば、あなたも古武術介護マスターとして安全で確実な介護ができますよ。無理してケガをする前に古武術介護の技術を学んでみてはいかがでしょうか。

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