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グループホームの特徴と選び方のポイント!

現在、日本は4人に1人がお年寄りといわれている、超高齢化社会に突入しています。そんな中、親御さんや親戚の将来を考え始めた人も多いのではないでしょうか。今は一人暮らしができていても、5年後、10年後を考えた時、どうしても介護が必要になってしまうでしょう。自宅に介護人を呼ぶ、デイサービスを受けるなどの方法もありますが、自立した生活が難しい場合は、介護施設を利用するのが一般的になっています。そんな中、従来の老人ホームとは一風変わった、グループホームという施設が注目されています。しかし、聞いたことはあっても、グループホームとは具体的にどのようなものなのか、何に注意をして選ぶべきなのか、わからない方も多いのでは?そこで今回は、グループホームの特徴とメリット、デメリットを紹介したうえで、選び方も紹介します。

そもそも、グループホームって何?

グループホームとは、主に軽度の認知症を発症している高齢者が、7人から9人の、ユニットと呼ばれるグループで共同生活をする場を設ける介護施設です。認知症の方は、初めて会う人や新しい環境に慣れるのが難しいという特徴を持っています。そのため、従来のような大規模な老人ホームでは、認知症の改善につながらないどころか、かえって悪化させてしまう恐れがあるのです。グループホームでは、構成人数を最小限に抑えることで、こう言ったストレスを緩和し、認知症の進行を緩やかにするという狙いがあります。そのためほとんどのグループホームは小規模で、非常に家庭的な雰囲気があります。

入居条件は結構厳しく、65歳以上で要介護2から5の方が対象です。さらに、その施設がある自治体に暮らしている必要もあります。また、医療機関ではないので、専門的な治療を受けられる場所ではありません。あくまでも認知症の知識を持った看護師が見守る中で、家庭のような生活を営み、認知症の進行を抑えることが目的です。2008年から導入されましたが、施設は小規模なものがほとんどなので、現在供給が需要に追い付いていない状況です。いいなと思えるグループホームが見つかったら、早めに問い合わせてみることをお勧めします。

グループホームを選ぶメリットは?

グループホームは、認知症の専門知識を持ったスタッフが、24時間常駐しています。また、スタッフと入居人の割合が1:3と、スタッフの数がたいへん多くなっています。そのため、グループホームでは一人ひとりの入居者に目が行き届いた、手厚い看護が期待できます。前述のとおりアットホームな雰囲気を持ち、入居者と入居者、入居者とスタッフの距離が近く、密接なコミュニケーションをとることができます。そのため、ここという施設が見つかったら、下見も兼ねてその施設を訪問することをお勧めします。施設の雰囲気、スタッフの人柄など、入居される方に合うかどうかが重要になってくるからです。

また、入居者の数が少ないので、一人ひとりに合った介護プランが期待できます。一つのグループホームに必ず一人はケアマネージャーの資格を持つスタッフがおり、入居者それぞれに合ったプランを提供します。また、できる限り自宅の環境を再現するなど、少人数であるからこそ実現する気配りがあります。このように、グループホームは認知症の改善のために様々な工夫が凝らされているので、共同生活を営むことができる、軽度の認知症の患者さんにはぴったりな環境なのです。

デメリットはなにがある?

メリットがあればデメリットもあります。それはグループホームでも同じです。まず、グループホームは病院ではありません。認知症の改善のために提供される介護施設です。そのため、認知症以外を専門とするスタッフは、基本的にいないといっていいでしょう。病院とくっついている施設もありますが、そうでなければ、グループホーム内で認知症以外の専門的な治療は受けられないと思ってください。つまり、認知症以外で何か特別な持病がある方にはお勧めしにくいのです。

また、集団生活を営む場ですので、どうしても人間関係のストレスは生じてしまいます。特にアットホームな雰囲気のグループホームでは、人と人の垣根が低いため、入居者やスタッフと合わない場合は悲惨です。個室はありますが、大半の時間は共同スペースで過ごすことになりますので、その環境に少しでも合わないと思ったら、入居を見合わせるのも一つの方法です。また、その性格上、自立して共同生活を送れるというのが入居者としての最低ラインです。とてもそんな生活ができないほど認知症が進行してしまった場合は、残念ながらグループホームに居続けるのは難しいでしょう。月額の費用も15万から30万円と、他の施設に比べてやや高めです。

グループホームの選び方

グループホームの利用を本格的に考えようと思った方には、どのように選ぶべきかわからない人もいるでしょう。グループホームと一言で言っても、その施設ごとにサービスや工夫は様々です。でも、そのことを考える前に、一つだけどうしても満たさなくてはならない条件があります。それは、その施設のある市町村で暮らしているかどうかということ。認知症の人は新しい環境に普通以上にストレスを感じてしまうので、同じような環境の中で介護を受ける必要があります。そのため、住み慣れた地域の施設に入居するのがまず一つ目の条件になります。

また、その環境が入居者に合うかどうかというのも非常に大きなポイントです。施設そのものの環境はもちろん、一緒に暮らすことになるスタッフや入居者の雰囲気も併せて、一度は見学に行くのをお勧めします。また、比較検討も兼ねて、いくつかの施設を訪問するのもお勧めです。設備面のチェックももちろん重要。過ごしやすい環境か、使いやすい設備が整っているかなどを確認しましょう。持病がある方だと、病院と併設している施設のほうが安心ですし、そうでない場合も、医療機関と協力体制があるホームのほうが何かと便利です。

まとめ

グループホームは認知症の軽減、改善を目的にするのならば、非常に素晴らしい環境であるといえます。大型の老人ホームでは得られない家庭的な雰囲気や、入居人同士のコミュニケーションを経て、自立した生活を長く営むことができるでしょう。しかし、一方で入居者ご本人が本当に幸せになれるかどうかをよく考えて選ぶ必要があります。そのためには施設の設備や金銭面以外のことも十分に考慮することが大切です。

また、近年自宅で一生を終える方は減少傾向にある一方、老人ホームなどの介護入居施設を終の棲家とされる方は増えつつあります。グループホームを選ぶ際には、最後まで本当にこの施設にお任せして大丈夫かという認識を持ちましょう。また、高齢者の介護施設は、何もグループホームだけではありません。ケアハウスや高齢者向けのマンションなど、ニーズの多角化に合わせて様々な展開を見せています。その人に一番適した施設を選ぶことができる時代なのですから、何事にも妥協せずに選択したいものです。

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