いよいよお花見の楽しめる季節がやって参りました。高齢者の方にも存分にお花見を楽しんでもらいたいものです。でも足元が不自由で車椅子だと花見は難しいと思っている人もいるかもしれません。でも、大丈夫。今回は関西周辺で車椅子でも快適に花見ができるスポットをご紹介します。
西の丸庭園の桜は必見!
大阪の中心に位置する総面積105.6ヘクタールの広大な公園です。大阪城天守閣をはじめとする歴史的建造物があるほかにも、約300本の桜を楽しめる西の丸庭園や、1,270本の梅が咲き誇る梅林などがあり、存分に春の花見を満喫できます。他にも、桃園やあじさい園などさまざまな草花を楽しめます。公園内には、車椅子用のトイレも2カ所設置されていて、車椅子の貸し出しも5台常備されています。公園内は快適に車椅子で見学できます。
あの秀吉も堪能!醍醐の花見
醍醐寺は、京都府下で最も古い建造物である、国宝の五重塔や金堂など歴史的建造物を楽しめるお寺です。平成6年には世界文化遺産にも登録されています。一方、”花の醍醐“とも呼ばれるくらい、醍醐寺は桜の花で有名なのです。かわづ桜から始まり、しだれ桜、ソメイヨシノ、山桜、八重桜、大山桜などさまざまな桜が咲き誇っています。境内には多目的トイレなどが充実し、総門から仁王門まではフラットな道となっているので、車椅子でも問題ありません。車椅子専用の駐車場も2台分確保されています。
夙川沿いに咲き誇る約1660本の桜
夙川沿いに約1660本の桜並木が並ぶ見事な公園です。河原全体が公園として整備されていて、川の両岸に約2.8キロメートルの桜並木が続いています。桜はソメイヨシノが中心で”日本のさくら100選”にも選ばれています。桜並木を見るための散策路は完全にフラットなので車椅子でものんびりと春の雰囲気を楽しめます。必要であれば、盲導犬の受け入れもされています。
思い切り関西の春を楽しもう
関西周辺にも車椅子で快適に花見をできるスポットがいくつか存在しています。高齢化社会となりつつある今、公園のバリアフリー化が急速に進んでいるようです。高齢者の方も、車椅子で春の風に当たりに行ってみませんか。