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認知症に見られる睡眠障害。その改善補法とは?

認知症の困った症状の一つに睡眠障害があります。昼夜が逆転し、日中はほとんど寝ているので、夜中になると起きて騒いだり外出しようとしたりするのです。その結果、介護者が眠れなくなり、在宅介護が困難になってしまいます。今回はそんな認知症の睡眠障害を改善するための様々な取り組みをご紹介します。

認知症専門医・河野和彦先生考案の薬物療法「コウノメソッド」

コウノメソッドとは、名古屋フォレストクリニック院長・認知症専門医の河野和彦先生が考案した薬物療法です。薬の量や種類を調整することによって、認知症の困った周辺症状(興奮、徘徊、睡眠障害、妄想など)を改善していくというものです。介護者が患者さんの様子を見ながら薬の投与量を加減し、副作用が出ないようにする・介護者の保護を優先する・サプリメントを活用するという三つの大きな特徴があります。

介護される人の気持ちに寄り添う「ユマニチュード」

ユマニチュードとはフランスで生まれた認知症ケアの手法のことです。ケアの根底には、介護される人の気持ちを常に尊重し、大切な人として接するという想いが流れています。「見下ろす視線ではなく、同じ高さから見つめる」「正面できちんと表情を見ながら声をかける」「恐怖を感じさせないよう優しく触れる」「介護を行う場合には出来るだけ立った状態で行う」など、「見る」「話す」「触れる」「立つ」の4つのポイントを柱に150もの手法があります。ユマニチュードを使ってケアを行うと要介護者が穏やかになり認知症の周辺症状が改善すると話題になっています。

睡眠導入マネージメントプロダクト「Sleepion」

30年以上睡眠障害改善について研究してきた大阪府立大学名誉教授・医学博士の清水教永先生が協力し、cheero(ティ・アール・エイ株式会社)から発売されたのが、睡眠導入マネージメントプロダクト「Sleepion(スリーピオン)」です。睡眠を促すヒーリングサウンドと心地よい光、アロマで睡眠障害改善をはかる製品です。リラクゼーションCDが認知症の方の睡眠障害改善に効果があるという報告もあり、試してみる価値はあるでしょう。

介護者も要介護者も幸せに

認知症治療やケアの方法はもちろん、睡眠障害の研究も日々進歩しています。アプローチ法も対策も様々ですが、介護する方、される方が1日も早く楽に、幸せになれるよう願ってやみません。

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