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ポイント解説!アルツハイマー型認知症の初期症状と特徴

アルツハイマー型認知症は、予備軍である軽度認知症からやがて発症へと至り、進行する病気です。治療で進行の抑制は可能ですが、完治はせず早期の発見が重要になります。しかし初期症状では、本人が物忘れを周囲に気付かれない様カバーする場合が多く、発見し難いのが一般的です。重症化させないためにも初期症状を家族や周囲にいる人が見落とさない様にしましょう。ここではアルツハイマー型認知症の予備軍であるMCIや、初期症状、特徴について紹介します。

発症前の段階で気付くのが一番

アルツハイマー型認知症は、予備軍であるMCI(軽度認知障害)の段階で気付き、適切な治療を施すことで発症に至るまでの期間を遅らせることや予防が可能です。一般的にMCIから発症する迄の間は5年から6年程度かかるとされます。MCIでは日常生活を送るのに問題は無いため、予備軍であることに気付き難いのが特徴です。

記憶力の低下が見られるMCIの主な症状は、約束を忘れる、日々起きたことを憶えていない、人物の名前や物の名前を忘れるなどです。MCIの段階でゆっくりと進行した後に、アルツハイマー型認知症を発症しますが、発症後も大きく分けて3つのステージを経て悪化します。予備軍から、軽度・中等度・高度と進行し、やがてコミュニケーション能力が失われます。

アルツハイマー型認知症を発症した直後の症状

アルツハイマー型認知症の初期症状では、よく物を失くしたり、興味や関心が薄れることや、同様の質問を繰り返し問う、疑い深くなった上、物を盗まれたなどの発言が見られます。また、それまで問題なくこなせた行動に時間がかかるなども症状の一つです。初期症状の段階では、脳機能全てに影響が出ている訳では無いため、日常生活の中で前述した様な異変が少しずつ見られます。

軽度のステージでは特に身近な人によって発症を疑われることが多い様です。しかし、患者である本人が認知症であることを認めたがらなかったり、人に知られたくないなどの心理的な抵抗感から、周囲へ物忘れや、出来無いことなどをごまかしてしまい、発見に遅れが生じることもあります。ごまかしなどの症状は軽度のステージで見られる大きな特徴です。取り繕いと呼ばれる症状で、患者と向き合う家族などがその理由や症状について把握することで、発症の発見や対処に役立てることが出来ます。

”取り繕い”を把握して、早期発見へ繋げることが大切

軽度のステージで見られる”取り繕い”により、医師がアルツハイマー型認知症であると判断しかねる場合もあります。”取り繕い”の症状では、例えば常日頃行っている家事を忘れた場合、忙しかったからと嘘をついたり、面倒だからと言い訳をし状況を取り繕います。また、自身が記憶障害のために出来なかった事柄の原因を、家族などへ責任を押し付けるなどもよく見られる症状です。

”取り繕い”は多く認知症への心理的な抵抗感や不安から見られる症状ですが、行動そのものが以前には見られなかったことなので、家族が驚くことも少なくはありません。まず、”取り繕い”の症状が見られたら、例えば最新のニュースなどについて本人へ問います。気になるニュースは?と問い、突拍子もないことや、つじつまの合わない話をする場合は、アルツハイマーの初期症状であると疑いましょう。疑いを持ったら精神科や神経内科などでの診察を受けて下さい。

軽度のステージでは、他人の前でしっかりとした状態でいられるのに対し、家族には態度の変化を見せることも多いです。このため、”取り繕い”が上手な患者の場合は、医師でさえごまかされるので、異変の兆候や気になる症状をメモなどに記録し医師へ伝えると診断がつき易くなります。

中等度や高度のステージで見られる症状

軽度のステージから進行すると、中等度のステージへ入ります。中等度のステージでは、軽度の段階で症状にあった記憶障害に加えて物事を論理的に捉えられなくなり、思考、感情共にコントロールが難しくなるのが特徴です。

日付や場所、時間について把握できなくなり、新たな事柄を覚えられないことや、失禁、幻覚の症状も出て来ます。また中等度の段階で特徴的な症状は徘徊です。

患者の身体的な機能が落ちていない場合は、家の外へ一人で出て行ってしまったり、暴れることなどもあります。介護に置いて大変なステージと言えるでしょう。

高度のステージでは、食事の意欲や排泄能力に障害が現れ、家族など身近な人の認知が不可能になります。意思疎通がほぼ不可能になったり、寝たきりなどの状態です。

やっぱり早期発見で重症化を防ぐ

アルツハイマー型認知症は予備軍を含めて65歳以上の高齢者では4人に1人の割合でいると近年言われています。進行を抑制するために、早期発見が重要になりますが、予備軍や初期症状の段階では周囲が気付き難い現状があります。

アルツハイマー型認知症で見られる症状を予備軍を含めて把握し、疑いを持ったらなるべく早期に対処しましょう。MCI(予備軍)の状態で対処が出来れば予防対策となりえますし、認知症の発症に至らないケースもあると言われています。またアルツハイマー型認知症は、患者本人だけでなく介護をする家族の負担も大きいです。医療や社会的なサポートを受けながら症状と向き合い、重症化を防ぐことが重要です。

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