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シニア世代が無理なくできる!”自分らしさ“に還るアシュタンガヨガ

介護予防の一環として、柔軟性、筋力アップ効果が期待できるヨガが注目されています。一般のヨガスタジオを始め、保健機関や自治体主催のシニア世代向けヨガ教室も増加傾向にあります。
今回は、ヨガの流派の中でも人気の高い「パワーヨガ」の前身として知られる「アシュタンガヨガ」をシニア世代でも無理なく出来るように指導する、IYCインターナショナルヨガセンター講師のゆきのさんにお話を伺いました。


「内臓の浄化」で回復した “食べれない・眠れない“


―ヨガはいつ頃から始めたのですか?
看護学校時代です。当時は卒業まで遊ぶこともせず勉強に打込んでいて、息抜きにDVDでやっていました。
ファッションモデルのミランダ・カーが大好きで「ミランダがヨガをやってるから、私もやる」という、取るに足らない理由でヨガを始めたのがキッカケです。

私は青森の田舎出身で、高校時代にも遊ぶ暇なく陸上に打ち込んでいました。吹雪がすごすぎて、凍るまつ毛を手で温めて溶かしてから目を開けたりしていたんです。
お休みは盆と正月だけで、冬は雪かきからスタートして吹雪の中でも毎日外を走る、割と過酷な部活でしたが、おかげで柔軟性はしっかり身につきました。

―多数のヨガ流派の中から、なぜ「アシュタンガヨガ」を選んだのですか?
アシュタンガヨガを始めた時は既にホット・ヨガスタジオで講師として働いていました。
この時期は私にとって人生がすごく大変な時で、毎朝5時30分から1、2時間のアシュタンガヨガの練習が私にとって大きな救いになったんです。
初めてレッスンを受けた時は、身体的にも精神的にも、どん底で、眠れない、食べられない日々がずっと続いていました。
ところが、アシュタンガヨガのクラスが終わった後、元気になって少し食事が食べられるようになったんです。正直、動いている時はとてもしんどかったんですけど、終わった後にビックリする位に食べ物を口に出来て「何だコレ?!」と思いました。

身体的、精神に辛い時は、大変なことに頭がいっぱいで、「食べもの」が入ってくる余裕がありませんでした。
アシュタンガヨガの最初のシリーズであるプライマリーシリーズはヨガセラピーを意味しており、内臓の浄化、クレンジングを目的としています。
内臓をクレンジングしていく時には、物理的に内臓に溜まっている老廃物をクレンジングするのはもちろん、東洋医学では内臓は「感情を溜める」と言われています。
感情がヨガによってクレンジングされた時に、食べるものが入るスペースが生まれて、食欲が湧いたのではないかと私は考えています。

IYCインターナショナルヨガセンターで、日本を代表するアシュタンガヨガの第一人者のケン・ハラクマに師事し、ヨガの練習を現在も続けています。



自分が今まで出来ないと思っていたことも、日々の積み重ねで出来るようになっていくことを実感する過程の中で、自分に自信が湧き、満たされていって「人のために何かしたい!」と思うようになっていきました。

習いに通えない人こそ”ヨガセラピー“で身心を浄化したい


―アシュタンガヨガの実践を通じて“人のために”という思いが湧いてきたのですか?
ある恩師から“豊かさとは、自分が培ってきたものをどれだけ人に還元できるか”であるということを感じて、自分の中に「豊かさ」という概念が出来上がったんです。

今まで私自身が満たされなかったり、大変なことが起きて自分のことでいっぱいいっぱいになる事が多くありました。
そこをクリアにしていって自分が満たされた時に初めて「人に何かしてあげたい」と思ったわけです。
自分が培ってきたものが、今までは自分を構築するというか、自分を満たし癒していく過程がクリアになった時に「あぁ、自分の培ってきたことを人に還元したい」と思いました。
ヨガのクラスでいつも来てくださる方に還元はしていったのですが、スタジオに来る皆さんは基本的に元気か、通う時間を作れる方です。

ヨガは万人が出来るものです。「習いに来れない方のほうが、実は必要としているのではないか?」と思いました。
「看護師免許を持っている私が出来るのは何だろう?」
「医療や介護を受けている方ほど、ヨガを必要としている。私はその人たちの役に立つことができる。だから私はそこにフォーカスしたい!」と思ったのが、キッカケです。



―高齢者の方向けのヨガレッスンを始めたキッカケをお聞かせください。
アシュタンガヨガに出会ってから、ずっとシニア世代や介護の人にヨガを教えることに取り組みたいと思っていました。
講師として活動を始めたのは2015年6月からです。70代女性お2人からプライベートレッスンを隔週でご依頼いただいていました。
スタート時期が真冬だったこともあって、寒くて背中が猫背に丸くなっていたのが、レッスンが終わった後にお2人ともしっかり胸が開いて姿勢が良くなったんです。

基本的にアシュタンガヨガの動きは、多くの流派で取り入れられている“太陽礼拝”というポーズをします。最初は皆さんこれをやるのがとても大変で、挫折してしまう方も多いんです。
お2人とも半年間で太陽礼拝の流れる動きができるようになって、美しい立ちポーズができるようになったのが、とても嬉しかったです。

―アシュタンガヨガ×シニア世代にはどんな効果が期待出来るのでしょうか?
レッスンを受けて下さった方は姿勢が良くなったということと、身体が柔らかくなったとおっしゃいますね。
太陽礼拝は柔軟性だけではなくて「強さ」、筋力が必要です。普通のジムは、筋力の部分強化が多いのが現状です。
太陽礼拝はそれだけで全ての動きがそこに集結しているので、無理のない範囲で動きを繰り返していけば、柔軟性も筋力も偏りなく充分つけることが出来ます。



自分らしい自分に還るお手伝い


―高齢者向けに「アシュタンガ・ヨガ」を通じて、どんなことをしていきたいですか?
生活の中で、日々を自分らしく生きられるようにお手伝いをしたいです。
アシュタンガヨガは浄化、内臓のクレンジング効果があります。
人間って、特に現代社会では日々、色々な情報に触れて迷い悩むことも多いのではないでしょうか。
それこそ介護なら「やらなきゃいけないこと」や「思う通りに行かないこと」があまりにもたくさんあって、どんどん貼り付けて、塗り重ねて、どんどん鈍磨していってしまう。
「結局私、何だったんだっけ?」と、ほんとうの自分が分からなくなっていくようなイメージなんです。
でもそれは、自分で身動きが取れないような、すごく苦しい状態になっているとも言えます。

介護する方も、される方も、一緒にアシュタンガヨガをやることで、浄化を繰り返していった先に、本来の自分を取り戻していくことができます。
それは“自分の身体の声を聴く”とか“心の声を聴く”ということです。“聴くことを大事にする”=“自分らしく生きられる”ことだと考えています。
内側の声を聴いて、応えてあげられる自分を発見することが出来るように、お手伝いしたいです。



―現在はチームで活動されているそうですね。皆さん、ゆきのさんのように美しく溌剌としているのですか?
現在は20代後半〜30代前半の講師が私を含め6人で活動しています。
子供を持つママもいますし、家族が脳梗塞を発症して介護をしながらヨガを教えるメンバーもいます。
若いですが、自分の経験を生かして「少しでも力になりたい!」という頼もしいメンバーです。
普段はヨガスタジオやスポーツジムでヨガのクラスを担当していますが、ご自宅のプライベートレッスンや、集会所、施設に訪問してヨガのレッスンを行ったりもしています。
「全く初心者だから、講師を呼ぶなんて恥ずかしい!」とハードルを高く感じる方が多いですが、実際体験してみると「もっと早くやっておけば良かった!」と皆さんおっしゃいます。



―具体的にはどんなレッスンを受けることができるのでしょうか?
ベッドから動けない方でも、カラダが硬くてとても無理!と思っている方でも、どんな方にもレッスンを受けていただくことができます。
根本的にはヨガは“呼吸法”を実践できれば、それだけでじゅうぶんです。
病気を患っている方、介護でお疲れの方など、介護をする側、される側、どちらの方にもカラダの状況に合わせて対応します。
もちろん、動きたい!体の不調を整えたい!という場合でも、それぞれのニーズに合わせたプログラムをご提供いたします。

場所は基本的に一都三県(東京、神奈川、千葉、埼玉)で、クラスは1時間5,000円から、人数に合わせて応相談+別途交通費をいただききます。遠方の場合でもご相談ください。
ご家庭に訪問して、少人数のプライベートレッスンも可能です。ヨガマットがなければ1人動くスペースでバスタオルを1枚広げられる位の広さがあればじゅうぶんです。
お一人でもご家族・ご友人とご一緒でも、気軽に楽しんでいただいて「自分らしく生きる」お手伝いをさせていただけたら嬉しい限りです。

お問い合わせはこちら(メール)

suryayoga54@gmail.com

参考サイト

インターナショナルヨガセンターHP:http://www.iyc.jp/
ゆきののヨガブログ:http://yukinoyoga777.blog.fc2.com/

執筆者

取材・文:GCストーリー株式会社 阿南
画像提供:ライフ・ターミナル・ネットワーク

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