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アプリで「住み慣れた地域とつながる。」新しい“見守りのカタチ”

厚生労働省の「平成27年 国民生活基礎調査の概況」によると、高齢者(65歳以上)がいる2,372万世帯のうち、全体の57.8%を「単独、または夫婦のみ世帯」が占めているとの推計が発表され、家族だけでは支えきれない不安が浮き彫りになっています。
今回は、高齢者、家族、地域が携帯アプリでつながり、共に、無理なく助け合う。
新しいカタチの見守りサービスを創造する、リバティ・イノベーションの森社長にお話を伺いました。


元気だから始めたい。毎日1分の「つながる」習慣


ー「見守りサービス」開発のキッカケをお聞かせください。
私たちは埼玉県で、ソフトウェア開発を本業として活動しています。
「これまで培ったソフトウェア開発のノウハウを使って、地域の皆さんに貢献できることはないかな。」と思案していた矢先、両親から「2人とも同時期に入院することになった。」と聞かされました。

子育てがひと段落してからは、気になりつつも、なかなか親と連絡を取ったり、会う機会もなくて。
突然、2人同時に「入院」と聞いて、とても戸惑いました。
この時の体験で、「シニアの人たちの、役に立つ解決策を作りたいな。」と思ったのがキッカケです。

ー“困った”実体験から、「みまサポ」が生まれたのですね。
当時は大分慌てまして、両親の入院を機に、普段から連絡をとりあう習慣の大事さを痛感しました。
「便りがないのは元気な証拠」というのは違うな。と。
一方で、面倒な思いをさせたくもない。
それで、パッと目についた、歩数計の数字を毎日送ってもらうことにしたんです。

続けるうちに、2人の平均歩数が分かってきて、少ない日はちょっと心配で、連絡するようになりました。
「あれ?2人一緒にいるはずなのに、なんで今日お父さんだけ少ないの?」
「私は今日、病院の検査で、お父さんは家で留守番だったよ。」
と、コミュニケーションが自然と生まれて、私たち親子の距離がグッと縮まりました。
「こういうのが、“見守り”なんじゃないかな。」と思ったわけです。



特に、医療や介護が必要になった時、自分の場合にはもう遅かったです。
知っていれば、事前に調べたり、心の準備も出来たけど、実際そうはいきません。
「結局何かあってからじゃ、もう遅いな。そうなる前に、ちょっとしたコミュニケーションでいいから、親孝行のつもりでやらなきゃな。」と思いまして。
それを誰でも簡単にやれるようにしたのが、見守りサービスの「みまサポ」です。

新しい「ご近所付き合い」のカタチ


ー「みまサポ2」では、どんなことが出来るのでしょうか。
最新版は、Android(アンドロイド)専用アプリで、2017年2月3日に公開しました。
「家族が離れて生活していても、お互いを身近に感じたい」などのご要望に応える見守りサービスです。
見守りたい方の体調面・防犯面に不安を感じても、お互いに負担なく、連絡を取り合うことが出来ます。

操作は、スマホに不慣れでも、大きなボタンで分かりやすく、簡単にお使い頂けます。
使い方は、毎日、生活の様子(歩数・体調・メッセージ)を入力して、[見守りスタート]ボタンを押すだけです。



入力した情報は、予め指定した宛先に、メールで配信されます。
もし、24時間以上「スマホが動かされない=生活反応がない」時は、音声で呼びかけを行います。
その後もスマホが動かされない場合は、安否確認を促すメールを、家族と弊社へ送信します。
詐欺被害防止のために、不審電話チェック機能もついています。(一部対応制限あり)
非通知や未登録等、不審電話の着信時には、タイムリーに利用者さまやご家族へ、メールで通知します。
※スマホに不慣れな方にも簡単に扱えるように「スマホを持ち上げるだけで家族にメール送信される”簡単機能”」を選択できる点も、「みまサポ2」の特長です。


―家族だけでなく、みんなで「見守り」に無料参加出来るのですよね。
これからの地域社会には、多世代が共存するコミュニティは必要不可欠と考えています。
なにより、見守りは当事者方だけの問題ではないのではと。
そこで、当サービスに賛同し、ご登録頂いた方は、誰でも「見守りサポーター」として、地域の見守りに参加出来ます。

サポーターは、要安否確認者の方へ、お声掛けメッセージを送信できます。
利用者さまの承諾等があれば、駆け付けサポーターとして、安否不明時に駆けつけることもできます。
※利用者さまの承諾なしに、自宅住所が特定できるような情報は開示されません。

普段は、見守られている利用者さまも、お住まいの地域の方を見守ることが出来ます。



外に出たり、面倒な操作をしなくても、スマホがあれば、「みまサポ」アプリを通じて、見守り、見守られることが可能です。
「みまサポ2」をみんなで使えば、“昔ながらのご近所付き合い”のような、共助の関係が拡がります。
これからは“見守りはシェアする時代”。
是非たくさんの方に「みまサポ・サポーター」にご登録いただきたいです。

―地域の見守り、と言うと、「高齢者の一人暮らし」も気になりますね。
いまや高齢者人口の約4分の1が一人暮らし、とも言われています。
私も地域に出て初めて気づきましたが、各地域のサロンで、活動されている方達には、共通点があります。
この方たちは、情報をしっかり持っていて、何かあった時のコミュニティもしっかり作れているんです。

1番心配なのは、“地域の集まりに来ていない人たち”です。
行こうとも思わない方、行きたくても行けない方、この方たちを引っ張り出すのは無理があります。
必ずしも人と会って話すのが好きな方ばかりじゃない。

「出てこなくていいよ!家でゆっくりしていて、これを持っていてください。」と思いました。
部屋の中からでいいから、「あなたが、見守って。」という発想になったんです。

時代に合った「昔ながらのコミュニティ」を全国へ


―1番嬉しかったエピソードをお聞かせいただけますか。
シンプルだけど、「ありがとう。」って言われたことですね。

今年、関西にお住まいの利用者さまから年賀状を頂いたんです。
干支が手書きで描かれていて、「いつも見守ってくれてありがとう。」とメッセージがあって。
わざわざ準備して、住所も調べて送ってくださったことが伝わってきました。

「誰かの役に立てているな。」というのが実感できて、嬉しかったです。
「自分たちのやろうとしてきたことが、多少なりとも伝わったのかなぁ。」と思ったら、疲れも苦労も吹っ飛びました。



嬉しくて、葉書と一緒に写真を撮っちゃいました。(笑)
永久保存の私たちの宝物です。

―「みまサポ2」が描く未来像を教えて頂けますか?
このサービスを通して、高齢者になったら、地域とのつながりを考えることが、当たり前になるキッカケを提供したいです。
今は「見守りサービスを使っている。」と言うと、ネガティブなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、「いつか、みまサポを使っていることが元気なシニアの証」となって欲しいと思っています。
そのためにも、1人でも多くの方にご利用いただき、住み慣れた地域との絆を深め“見守られ、見守る”関係を築くお手伝いをして参ります。
皆さまの日々の生活が充実し、生き甲斐を感じていただければ、これ以上嬉しい事はありません。

「リバティ・イノベーション」は、自由と改革を目指す弊社の理念を表したものです。
チャレンジする気持ちを忘れず、自分たちの信じた道を進むことで、すべての人が幸せを感じる社会を創造します。

お問合わせ・お申込み(見守りサポーター含む)はこちら

0120-562-050(月~金9:00~17:30/土日祝・年末年始除く)

団体概要

株式会社リバティ・イノベーション
ホームページ:http://www.liberty-innovation.co.jp/index.html

参考サイト

みまサポ2 サービス紹介:https://www.liberty-mimasapo.com/
みまサポ情報局 Facebook:https://www.facebook.com/mimasapo/

参考文献

「平成27年 国民生活基礎調査の概況」
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa15/dl/02.pdf

執筆者

取材・文:gCストーリー株式会社 阿南
画像提供:株式会社リバティ・イノベーション

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