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自分の親が介護が必要になった際に掛かる、お金を今から知っておきましょう!

親の介護と言っても、怪我や病気が原因で急に介護が必要になる人や、物忘れの症状が徐々に進行して目が離せなくなり、そろそろ介護が必要になりそうな人など、人それぞれです。共通して不安になることは、介護にかかるお金がどれくらいになるのかということでしょう。今回は、具体例を挙げながら、介護にかかるお金を月額で説明していきます。

認知症で要介護1と認定された人の場合


公的介護保険サービスを利用する場合は、まず市町村の窓口に申請して、介護認定を受けることになります。要支援1・2、要介護1・2・3・4・5の認定がされたのち、支給限度額の1割の自己負担で公的介護サービスを受けることができます。

ここでは、80代の男性が認知症で「要介護1」と認定された場合を想定してみましょう。認知症で要介護1は「食事や排泄はだいたい一人でできる。身だしなみや部屋の掃除などの身の回りの動作になんらかの援助を要する」となっています。この男性が月曜日から金曜日、同居の家族がいなくなる時間帯にデイサービスに通って活動をしたり、昼食や入浴などのサービスを受けたりしたとします。

デイサービス利用時の自己負担額は利用時間の長さや施設の規模などによって違うのですが、6時間のデイサービスを昼食付きで、1カ月で21日間利用したとしましょう。そうすると、公的介護保険サービス利用料の合計は106,680円となり、要介護1の支給限度額166,920円の中に納まっており、自己負担額は1割の10,668円となります。食事代は保険対象外なので、1回あたり450円、1カ月で9,450円になります。

認知症で要介護2と認定された人の場合


上の例の男性の認知症が進行して、要介護2になったと想定してみましょう。要介護2の状態になると、介助量が増えてきます。要介護2は「食事や排泄になんらかの介助を要することがある。身だしなみや部屋の掃除などの動作全般になんらかの介助や見守りが必要」という状態とされています。認知症で常に見守りが必要な状態になってくると、介護する側の負担も大変なものになります。

そこで、入浴を含めたデイサービスを週5日間・8時間で利用し、週末も1時間の身体介護サービスを利用する想定にしてみます。1カ月の利用料は、デイサービス利用分が169,690円、身体介護サービス分が19,600円、合計で189,290円となります。要介護2の支給限度額は194,800円で範囲内に納まっているので、サービス利用料の自己負担額は1割の18,929円となります。この金額に、保険対象外である食事代9,450円が加わります。

脳卒中で要介護3と認定された人の場合


今度は、80代で脳卒中によって身体が片麻痺になり、要介護3と認定された人を想定してみます。要介護3は「立ち上がりや歩行などが自力ではできない。入浴や排泄などの行動が自分一人の力ではできない」という状態とされています。日常生活では、車椅子を使わなければならない状況だと言えるでしょう。家族の介護負担も大きくなるので、サービス利用量が多くなるのは否めません。

週1回の訪問看護、週5回の午前の訪問介護、週3回午後のデイケアサービス、家族の休憩のための短期施設入所サービスを月に1回、電動ベッドのレンタルと、多くのサービスを利用したとします。これらを合計すると、259,970円になります。要介護3の支給限度額269,310円の範囲内になんとか納まり、自己負担額は25,997円になります。短期施設入所サービス利用時の滞在費や食費は自己負担になるので、1回利用するのに別途2,500円ほどかかります。

介護生活を無理なく続けるために大切なこと

これまでに挙げた例は、介護生活が軌道に乗ってからの在宅介護を想定しています。急な病気や怪我で入院したのであれば、介護費用とは別に入院費用がかかります。住宅改修が必要であればその費用、介護用の食器やおむつなどの消耗品の費用も必要になるでしょう。介護度が重くなれば、施設入所を選択することもあるかもしれません。介護はいつまで続くのか見当がつかないものです。親自身のお金で足りなければ、家族が不足分を補うことになりますので、一人で抱え込まずに他の兄弟や親戚に相談したりすることがとても大切になるでしょう。

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