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介護が必要になるきっかけの原因1位は?予防法まで一挙に紹介!

高齢になると足腰が弱くなり、段差でつまずきやすくなったり、転倒しやすくなったりします。杖や手押し車を日常利用していても、人の手を借りる介護はどうしても必要になってきます。実際に、要介護になるにはどんな原因があるのでしょうか。その原因と症状、予防法などの対策も合わせてご紹介します。

高齢者が要介護になる原因とは?


(写真引用元:内閣府 平成28年版高齢社会白書(全体版))

内閣府は毎年、高齢化の実情や高齢社会に対する施策の実施状況などを国会に報告しており、これは「高齢社会白書」と呼ばれています。平成28年度の高齢社会白書によると、要介護者についての調査において、介護が必要になった主な原因は1位が「脳血管疾患(脳卒中)」で全体の17.2%を占めていることが分かります。2位は「認知症」16.4%、3位「高齢による衰弱」13.9%、4位「骨折・転倒」12.2%、5位「関節疾患」11.0%と続きます。性別ごとに見てみると、男性の1位は脳血管疾患(脳卒中)で26.3%、女性の1位は認知症で17.6%です。

原因の1位、脳血管疾患とはどんな病気なの?



脳内にはたくさんの血管が張り巡らしており、脳細胞に酸素や栄養を運んでいます。脳血管疾患とは、この血管の働きが阻害されて脳細胞が破壊される病気です。脳血管疾患には「出血性」と「虚血性」の2タイプがあります。出血性脳血管疾患の場合、脳内の血管が破れて血の塊ができその部分の細胞が壊れます。「脳出血」や「くも膜下出血」がこれに含まれます。一方、虚血性脳血管疾患は、脳内の血管が詰まることで血流が滞り、脳細胞が酸素・栄養不足になる状態です。「脳梗塞」と「一過性脳虚血発作」の2タイプがありますが、脳梗塞は血管が完全に詰まって脳細胞が死に至る病気です。これらの脳血管疾患は突然死を招く恐ろしい病気です。また、死に至らなくても、手足の麻痺や言語障害、感覚障害などが残り、寝たきりになって介護が必要になる可能性が高くなります。

脳血管疾患の主な原因と前兆症状



脳血管疾患を引き起こす主な原因は、高血圧や動脈硬化、不整脈などの病気や、喫煙や運動不足、ストレス、飲酒などの生活習慣によるものです。内臓脂肪が溜まるメタボリックシンドロームは高血圧や高血糖などと併発すると動脈硬化になるリスクが高まり、その結果、脳血管疾患を引き起こします。生活習慣が及ぼす影響は大変高いので、日頃から規則正しい食事や適度な運動を心がけ、ストレスを溜めない生活を送りましょう。脳血管疾患の前兆としては、手足のしびれや顔の麻痺、ろれつが回らない、言葉が出てこない、目の焦点が合わない、視界が狭くなるなどがあります。これらの症状が出る以前には、めまいや耳鳴り、ふらつき、物忘れ、食べ物が飲み込みにくい、頭痛や肩こりが続くなど、日常生活で普段から起こりやすい症状が出る場合が多く、この時点ではなかなか気づきにくいものです。しかし、早期発見することで病状の回復が望めるので、高齢者の場合は異変を感じたらすぐに受診することをおすすめします。

脳血管疾患の予防法とは?



早期発見には定期的に病院で検診を受けることが大切です。もし高血圧や糖尿病、不整脈など何らかの病気があればしっかりと治療を行います。しかし、脳血管疾患の予防には何と言っても生活習慣の改善が重要です。日頃から適度な運動で体の血の巡りを良くしておきましょう。食事も1日3食バランスよく、夜遅くは食べない、甘いものの取りすぎに気をつけるなどして、自己管理を行いましょう。動物性の脂肪、特に肉類には中性脂肪やコレステロールが多く含まれています。タンパク質は人の体を作る必要不可欠な栄養素なので、なるべくDHAやEPAを含む青魚から摂取することをおすすめします。塩分は血圧を上げる作用があるので、高血圧の人は減塩が必要です。薬味や香辛料を料理に活用し、減塩醤油や減塩味噌などを取り入れながら、ぜひ手作りの料理を作ってみてださい。また、野菜や果物を積極的に摂りましょう。飲酒は適量だと血行が良くなり、ストレス解消にも役立ちます。ストレスはあらゆる病気を引き起こしますので、日頃からストレスを溜めない生活を送りたいですね。

日頃からの規則正しい生活が大切



高齢者が要介護になる原因の第1位の脳血管疾患は、死に至ることもある恐ろしい病気です。生活習慣が大きく影響する病気なので、裏を返せば日頃から規則正しい生活を送っていると8割が予防することができる病気でもあります。バランスのとれた食事や運動、睡眠などを心がけるという基本的なこと以外、残念ながら手軽で即効性のある予防法はありません。もし何らかの前兆を感じたら手遅れにならないよう早めに病院を受診しましょう。

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