null
mamoria マモリア(mamoria)親の介護にはじめて
向き合うご家族を総合サポート

最新記事を受け取る

人気ランキング

おすすめ記事

キーワード一覧

知っておけばもう安心!遠距離介護のポイント解説

仕事や家庭の都合で、遠距離介護の必要に迫られることも少なくありません。常に目を配れないため不安が伴いがちですが、ポイントを押さえておけば遠距離介護でも安心です。また無理な呼び寄せは、逆に両者にとって負担になる可能性もあります。
遠距離介護の例やポイント、呼び寄せ症候群などについて紹介します。

遠距離介護についての概要

遠距離介護とは、遠くで暮らす親に対して介護が必要になった際に、遠距離のまま介護する場合を指します。家を離れて就職・結婚したり、転勤が多かったりという現代において、増えつつある介護スタイルです。メリットとしては、親が住み慣れた地域で暮らしつづけられる、子ども家族に対する遠慮をしなくて済む、介護者の介護ストレスを軽減できるなどがあります。一方デメリットとして、各種介護サービスの利用が欠かせないため金銭的な負担があり、常には目を配れないため不安が伴うなどが考えられます。

遠距離介護で利用する介護サービスとしては、訪問介護サービスや食事の宅配サービス、家事代行サービスなどがあります。また場合によっては、福祉用具をレンタル・購入したり、家をバリアフリー化したりする必要があります。

遠距離介護の具体例

遠距離介護の例で多いのは、日頃は訪問介護サービスを利用し、週末や月に数回親の元へ帰省するというパターンです。家事や身の回りのことは日中ヘルパーさんに依頼し、夜に高齢者が自分でしなければならない雑事を極力減らしてもらうようにします。

近所の住民にも事情を説明しておき、異変があれば知らせてもらえる仕組みを作っておきます。介護のレベルによっては、家で高齢者が動く際の負担を減らすため、手すりをつけるなどのリフォームも行います。そして帰省できる日に泊まりがけで実家に滞在し、細かいサポートや精神面のケアを行うのです。最近では通信技術の発達に伴い、パソコンやタブレットで顔を見ながらの通話が手軽にできます。通信サービスを利用して、ヘルパーさんのいない日や夜間の様子を確認することも、よく利用される手段です。

遠距離介護のポイント

遠距離介護のポイントは、家族が行う介護と、ヘルパーさんや近所の人に頼む介護・対応を明確に分けておくことです。それにより、高齢者の負担も家族の負担も軽減し、ストレスによるぶつかり合いを避けることができます。

同じく重要なポイントとしては、普段や緊急時に連絡できる手段を確保しておくことです。携帯電話か固定電話か、自宅か介護施設かなど、最も連絡が取りやすい方法を予め打ち合わせしておくことで、危険を回避することができます。また持病や薬、かかりつけ医の情報を把握しておく、通帳など大切なものの保管場所を聞いておくことも大切です。

あとは高齢者の生活リズムやよく行く場所を理解し、まめに連絡を取り合うことで、スレ違いや異変の見逃しを防ぐことができます。

呼び寄せ症候群とは?

子ども家族の元に高齢者を呼び寄せることが、必ずしも両者の幸せにつながるとは限りません。呼び寄せ症候群というのは、田舎の親を都会に呼び寄せることで、逆に介護や認知症の状態が進行してしまうことを指します。住み慣れた場所を離れ、知人がおらず文化も異なる地域に飛び込むことで、高齢者のストレスや孤独感が増し、心身が弱ってしまうのです。また、子ども家族に対する気兼ねもストレスになりえます。

親に介護が必要になった時は、まず本人の意志を確認することが重要です。もし地元で暮らし続けたいというのであれば、家族・親族や近所の人、かかりつけ医などと相談しながら、対応を考える必要があります。
ケアマネージャーや地域包括センターでも、地域の特徴や高齢者の状況に応じた最善策をアドバイスしてくれます。

まとめ

遠距離に暮らす親に介護が必要になった時は、親の意志と自分たちの都合・意志が折り合う、折衷案の模索が大切です。無理に呼び寄せると、お互いの負担になる場合があります。現代の日本では、認知症サポーターなどのボランティアや、地域包括センター、ケアマネージャーなどの相談・支援体制が整ってきています。また高齢者見守りのためのサービスを展開している企業も増えており、遠距離のまま介護することは不可能ではありません。最低限のポイントを抑えながら、無理なく介護と付き合いましょう。

最新記事を受け取る

関連キーワード

併せて読みたい記事

  • “やさしい腸活“で心身をスッキリほぐす「腸律セラピー」
    “やさしい腸活“で心身をスッキリほぐす「腸律セラピー」
    排泄は高齢者にとって、QOL(クオリティ・オブ・ライフ/生活の質)や尊厳に関わる非常に重要な要素です。排泄ケアが必要になると、在宅生活の継続が困難になるケースも多く、未病ケアや自立支援の発展に期待が寄せられています。 また、平成25年度国民生活基礎調査による便秘人口分布によると、60代から男女共に便秘の有訴者数が増えています。 今回は、自分で腸のケアができるようになる「セルフ腸ほぐし」の指導にも力を入れている、腸律セラピーサロンセラピーエ代表の小澤かおりさんにお話を伺いました。
    記事を見る
  • 亡くなっても人である。最後のメイクに込められた想い
    亡くなっても人である。最後のメイクに込められた想い
    1950年代以降、病院や介護施設等、自宅外で死を迎える割合は増加し続け、厚生労働省が発行した『平成29年 我が国の人口動態』では、2015年の自宅外死亡の割合は87.3%を占めています。 近年、感染・腐敗防止(エンバーミング※1)と、個人の葬送・遺族ケア、2つの目的を持つ、「エンゼル・ケア(※2)」が、遺族ケアの第一歩として注目され始めています。 今回は家族の最後の大切な時間を共に作る死化粧師として活動するキュア・エッセンス代表の宿原(じゅくはら)寿美子さんにお話を伺いました。 宿原さんは、法医学の復元方法を学び、死化粧師の後進育成、専門学校や医療・介護施設でのエンゼル・ケア講座も多数開催しています。 ※1:エンバーミング:薬品などを用いて防腐・保存のための処置を施すこと。特に遺体に対していう(三省堂大辞林) ※2:エンゼル・ケア:死亡した患者に看護師らが、遺族とともに、死者の旅立ちの準備を施すエンゼル・メイクなどの死後処置(『用例でわかるカタカナ新語辞典』出版/株式会社学研教育出版)
    記事を見る
  • 【北海道・東北】車椅子で行けるお花見スポット3選
    【北海道・東北】車椅子で行けるお花見スポット3選
    桜の季節になると老若男女を問わず心まで春めいて、お花見に出かけたいという気持ちになるものですよね。ご年配の方でも、寒い冬の季節は家の中に閉じこもりがちだったものの、春になってあたたかくなると外に出かけても良いかなと感じる人は多いでしょう。そこで、今回は車椅子に乗ったままでもお花見がしやすい北海道や東北地方のお花見スポットをご紹介します。
    記事を見る
  • 介護認定の申請条件と不満が残った時にはどうすればいいの?
    介護認定の申請条件と不満が残った時にはどうすればいいの?
    介護サービスを受ける際には、介護認定が必要です。認定基準によって受けられるサービスが異なるため、本人や家族が納得できる認定を受けることが大切です。認定の仕組みや申請方法、不満が残った際の対応方法をご紹介します。
    記事を見る
  • 男性介護者が追い詰められないために!相談先まとめ
    男性介護者が追い詰められないために!相談先まとめ
    女性が多いと思われがちな介護ですが、介護者のうち約3分の1は男性だということが分かっています。そして男性介護者による介護殺人、無理心中なども多く報告されるようになっています。なぜ男性は、このような事件を起こしやすいのでしょうか。今回は男性介護者をめぐる現状と、相談先を紹介します。
    記事を見る