null
mamoria マモリア(mamoria)親の介護にはじめて
向き合うご家族を総合サポート

最新記事を受け取る

人気ランキング

おすすめ記事

キーワード一覧

オレンジカフェを知っていますか?【埼玉県川越市の取り組み例】

近年、自治体や介護事業者が開催する介護中の介護者・被介護者の集まりが全国に広がりを見せています。今回は、川越市が開催するオレンジカフェについて、活動目的や内容、今後の課題などについてご紹介します。

オレンジカフェとは?

川越市の地域包括支援センターが、地域支援事業の一環として開催している「オレンジカフェ」を知っていますか。ちなみに、この「オレンジカフェ」のオレンジは、国の認知症対策カラーがオレンジであることに由来しています。つまり、認知症の本人や家族などを始め、誰でも参加可能なカフェです。
早期からの認知症支援策を進めている川越市では、2013年1月から5つの地域でオレンジカフェの開催をスタートし、翌年には9つの全地域包括に広がりました。そして、今では、一般の社会福祉法人や住民団体により、市内24カ所で行われています。

活動目的や内容、参加者の様子と効果

オレンジカフェの取り組みが始まったきっかけは、認知症の家族や介護者同士の座談会とのことで、お茶やお菓子を楽しみつつ、気軽に話し合っていたとき、「こういう場に本人も連れてきたい」という要望が出たとのことです。
認知症があってもカフェを楽しめる場の提供はもちろん、認知症の人や家族が地域住民と自然に触れ合えることも目的のひとつなのです。いろいろな人が気軽に集まる中で、いっしょになった認知症の人と地域住民とで会話が盛り上がるだけでなく、認知症への理解が進むというケースもあります。また、認知症の人がカフェで楽しむ姿を見て、それまで気付かなかった残存能力に支援者が気づいたという報告もされています。

オレンジカフェの今後の課題

認知症カフェの広がりと効果は、前述した通りですが、今後の課題がないとは言い切れません。主には、運営についての諸問題です。どこのカフェでも悩みが多いのは、運営資金です。継続して開催していくためには、場所や人材にお金がかかります。
人材はボランティアを頼りにできる面もありますが、開催回数や規模によっては、ボランティアだけでは間に合わず、有償のスタッフをお願いしなくてはならないでしょう。そうなると人材に関しても、資金につながってくるところがあり、やはり資金確保が大きな課題になっています。いずれにせよ、これらの課題は、認知症カフェの運営についての手引きやマニュアルが日本にはないことも影響しています。先に認知症カフェが広がったイギリスやオランダのように、公式のガイドラインや手引書の作成が待たれます。

最新記事を受け取る

関連キーワード

併せて読みたい記事

  • コンビニによる高齢者向サポート最新事情
    コンビニによる高齢者向サポート最新事情
    コンビニの利用者と言えば、若者を思い浮かべる人が多いと思いますが、実は若者より高齢者の利用率のほうが年々高くなってきています。各社配食サービスや高齢者向けのお惣菜を揃えるなどのサービスを行っており、高齢者にとってコンビニはさらに利用しやすいスポットとなっています。今回はコンビニが行っている高齢者向けサービスの最新情報をまとめました。
    記事を見る
  • 亡くなっても人である。最後のメイクに込められた想い
    亡くなっても人である。最後のメイクに込められた想い
    1950年代以降、病院や介護施設等、自宅外で死を迎える割合は増加し続け、厚生労働省が発行した『平成29年 我が国の人口動態』では、2015年の自宅外死亡の割合は87.3%を占めています。 近年、感染・腐敗防止(エンバーミング※1)と、個人の葬送・遺族ケア、2つの目的を持つ、「エンゼル・ケア(※2)」が、遺族ケアの第一歩として注目され始めています。 今回は家族の最後の大切な時間を共に作る死化粧師として活動するキュア・エッセンス代表の宿原(じゅくはら)寿美子さんにお話を伺いました。 宿原さんは、法医学の復元方法を学び、死化粧師の後進育成、専門学校や医療・介護施設でのエンゼル・ケア講座も多数開催しています。 ※1:エンバーミング:薬品などを用いて防腐・保存のための処置を施すこと。特に遺体に対していう(三省堂大辞林) ※2:エンゼル・ケア:死亡した患者に看護師らが、遺族とともに、死者の旅立ちの準備を施すエンゼル・メイクなどの死後処置(『用例でわかるカタカナ新語辞典』出版/株式会社学研教育出版)
    記事を見る
  • 意外と知らない!?自治体による高齢者向け配食サービスとは
    意外と知らない!?自治体による高齢者向け配食サービスとは
    高齢になればなるほど食事の用意は体力的負担になり、またコンロの火の消し忘れなど思わぬ事故に繋がる危険性も出てきます。 高齢者世帯に対し自治体によって配食をしてくれるサービスがあり、企業が提供する配食サービスより比較的安価に利用することができます。今回は自治体による配食サービスをいくつかご紹介します。今回紹介できない自治体でも配食サービスを実施しているところはたくさんあるので、調べてみてはいかがでしょうか。
    記事を見る
  • 早めの対策が吉!64歳以下の若年性認知症の症状と予防方法
    早めの対策が吉!64歳以下の若年性認知症の症状と予防方法
    若年性認知症とは64歳以下で発症する認知症の総称です。働き盛りの年齢で発症するため、高齢になってから発症する認知症と比べ、社会や家庭において問題を抱えることが少なくありません。また仕事の疲労やうつといった症状の可能性などを考えてしまい、発見が遅れてしまうことも多く、そのため診断が遅れてしまうことの多い病気です。高齢者に多く発症する認知症は女性が多いことに対し、若年性認知症は男性に比較的多いのが特徴です。しかし女性でも発症の可能性がないとはいえません。特に専業主婦の場合は症状に気づきにくく、症状がかなり進行してから判明するといったことも少なくありません。若年性認知症を予防するために、その症状についてよく知るとともに、普段の生活からできる予防方法について見ていきましょう。
    記事を見る
  • 車椅子で行ける温泉スポット【関東近郊】
    車椅子で行ける温泉スポット【関東近郊】
    3月も中旬になり、徐々に暖かくなってきました。今回は暖かくなってきたらでかけたい車椅子で行ける温泉スポットをご紹介します。
    記事を見る