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認知症の方を見守る地域サポーターや民間企業の活躍とは!

高齢者数の増加に伴い、認知症を持つ高齢者も増加しています。認知症の方が、施設ではなく住み慣れた地域で安心して暮らすために、現在日本では様々な対応が進められています。その中の1つが、見守り活動です。地域のボランティア活動から、企業によるサービスまでをご紹介します。

認知症サポーターの説明

認知症サポーターとは、2005年に厚生労働省が創設したボランティア制度です。指定の養成講座を終了すると、オレンジリングと呼ばれるブレスレットが支給され、サポーターの一員となります。

自分が住んでいる地域の高齢者を見守ることが役割ですが、何らかの義務があるわけではありません。日常生活において、自分のできることをしていくのが認知症サポーターです。たとえば周囲の住民に認知症の知識を伝えたり、手助けが必要な人のサポートをするなども、大切な活動の1つです。

また専門知識を持つ認知症サポーターは、地域における認知症サポート活動のリーダーとなることが期待されています。また、他地域との架け橋となり、より良いサポート体制を構築することも、期待される任務です。

日本郵政見守りサービス

日本郵政では、配達という業務を利用して高齢者を見守るサービスを展開しています。2013年より開始されたもので、遠方に住む家族に代わり、配達員が高齢者の状況を確認し、孤立を防いだりサポートを行ったりするサービスです。配達時だけでなく、より日常生活に沿ったサポートを行うため、高齢者にタブレット端末を配布し、健康状態や服薬状態、買い物支援などを行うサービスも進めています。

将来的には自治体と協力したサポート体制も検討されており、家族単位ではなかなか実現できない見守りが可能になるサービスです。なお日本郵政だけでなく、NTTでも同様のサービスが開発されており、企業と自治体、そして地域を繋ぐ体制が構築されつつあります。

ツクイとセコムの見守りサービス

離れて暮らす高齢者の生活をより把握し、孤立や徘徊による行方不明を防ぐために、ツクイとセコムが共同して見守りサービスを開発しました。ツクイは日中の訪問介護サービスを提供している企業です。夜間はサービスを提供できないため、セコムの夜間緊急対応サービスをオプションとして用意したのが、サービスの始まりでした。

その後セコムのサービスのみでも利用可能になったのが、ツクイとセコムの見守り新サービスです。夜中に具合が悪くなった時、ストラップを引けばオペレーターに通知され、救急車やスタッフが駆けつける仕組みができています。これらは、企業が蓄積してきた技術力や対応力を、地域での見守りという新たなニーズに応用したサービスといえます。

高齢者早期発見ステッカー

認知症高齢者には、徘徊をしてそのまま行方不明になってしまうケースが多く報告されています。行方不明後、死亡した状態で見つかることもあり、重大な社会問題になっています。これに対応するため、自治体では様々な対応方法が模索されています。そのうちの1つが、早期発見ステッカーです。たとえば埼玉県ふじみ野市では、申請者に対し番号入りステッカーを無料で配布しており、ステッカーを靴などに貼ることですぐに身元が分かるようになっています。

また東大阪市では、QRコードを利用したステッカーを配布する取り組みを行っています。これらのステッカーが有効に機能するためには、地域の人々の気配りが重要です。地域の高齢者が徘徊していたり、見慣れない高齢者が歩いていたりしたら、もしもの場合を考え、ステッカーを活かしながら安全の確認を行っていきましょう。

認知症高齢者を孤立させないために、地域の力が必要

ただ仕事や家事があるなか、常に高齢者に目を配るのは困難ともいえます。高齢化が進む現在、住み慣れた地域で、皆が安心して過ごせるためのサービスは、ますます充実したものになっています。ボランティアや自治体、企業のサービスをうまく利用しながら地域での仕組みを構築することや、サービスを知った上で自分が最低限何に気を配ればよいかを理解することが、高齢者を守る第一歩です。

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