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知らないと損!高齢者の運転における危険性と対策法

「高齢者による高速道路の逆走運転で交通事故!」こんなニュースを耳にすると、近い存在に高齢者のいる方などはドキッとするのではないでしょうか。年々増加する高齢者ドライバーによる交通事故。ここではその問題点と対策等について考えてみます。

増加傾向にある高齢者の交通事故件数

最近テレビなどでも流れることが多くなった高齢者の交通事故。この10年で10.2%から19.2%へ、なんと2倍まで急速な勢いで増えているのが現状です。40~50年程前の高度経済成長期あたりから一般人の運転が日常化していきましたが、その頃に運転をはじめた人たちが高齢になってきたということであり、当たり前の現象と言えるでしょう。ただ、その頃には今の高齢者ドライバー達が初めのドライバー達であり、自分たちより年齢の高いドライバーは周りにはあまりいなかったと思われます。これまではなかった現象が深刻な問題として起こってきています。

人は歳を取り、老化していく中で注意力や集中力が低下していくことは避けられません。事故の原因傾向の内訳として、判断力の遅れが全体の67.1%も占めていることは見逃せない現実となっています。

現実を受け入れることが重要!

先に述べた、判断力の遅れが事故の原因の傾向として大半を占めるのであれば、それを防ぐにはどうすればよいのでしょうか。

多くの高齢者ドライバー達は自己の運転に対しての危険認識があまりないようです。事故のニュースを見ても「自分は気を付けているから大丈夫」などの他人事として捉えがちであるため、発生件数を減らすには、いかに本人たちに正確な認識を持ってもらうのかが重要なポイントの一つかもしれません。

そして「危ない」と認識した際には運転免許証の自主返納が最善の措置であることを理解するのも重要です。今まで長年利用してきた免許の返納となれば、とても勇気や決心のいることです。ですが、事故は一瞬のことです。そして家族全体を巻き込み様々な人を不幸に陥れる危険性があるのです。冷静に考えて、周囲が一緒に話し合い、最善策を考えていきたいものです。

現状把握には

ドライブレコーダーという言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、周りが思うほどドライバー自身に能力低下の意識がない場合有効と思われます。車のフロントガラスに取り付け運転時の記録を取るものですが、事故の際の状況把握に役立つだけでなく、記録を継続的に取り、確認することができます。客観的に見ることで、運転能力などを認識できます。周りの助言を聞き入れてもらえないときに取り付けるのも良いかもしれません。

また、『運転免許証』を返納すると効力の高い身分証明証を失ってしまうという不安により、返納を躊躇してしまう高齢者に対しては『運転履歴証明書』というものがあることも覚えておきましょう。自治体によっては、この証明書を持っていることで、公共の交通機関利用の助成金が出たり、娯楽施設の割引があったりと様々なサービスの取り組みも行われています。地域包括支援センターなどに問い合わせて情報を得ることで、返納への意識がマイナスイメージばかりではなくなるかもしれません。

地域住民の手によるお年寄りの送迎サービス

理屈はわかっていても、ドライバー自らの決心となると、やはりなかなか覚悟の付きにくいものです。高齢者が自立生活できている場合様々な現実もあります。買い物や病院など、生活に必要な施設が自宅から遠いのに路線バスが近くを走っていない。配偶者などが身体障害を持ち面倒をみている。自分より高齢の家族を抱え老老介護を余儀なくされているなど、地方に行けばいくほど車がないと生活ができなくなっています。

例えば、最近はリクルートから「あいあい自動車」という地域の前期高齢者が、車が運転できずに困っている後期高齢者の送迎を助けるマッチングサービスが始まりました。お年寄りも3回程度、車を呼ぶアプリを触るだけですぐに使い慣れてしまうようですので、使いやすいようです。また、まだ検証段階が終わったばかりでこれから展開していくようですが、こういった低価格で地域の助け合いの力を借りながら変わらず生活ができるようになるサービスが広がっていくといいですね!
あいあい自動車 紹介動画

まとめ

人や家族の数だけ、置かれた環境や抱えている事情などがあり、考え方や向き合い方もそれぞれです。そろそろ運転には自信がないと思いながらも現実的に必要、車が大好きだから死ぬまで運転は止めたくない、などなど個々の想いや認識も様々です。しかし、一番大切なのはドライバー自身を含め周囲が皆、健全に生活を営み続けられることです。無理やいい加減な判断、傲慢さにより誰かが不幸にならぬよう、地域の力を借りながら、皆で取り組むことが必要ではないでしょうか。

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